よくあるご質問
FAQ よくあるご質問
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- メルボルン補習校では英語が禁止なのですか。
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はい、校内では英語の使用が禁止されています。英語環境で育つ子どもたちは、自然と英語を使う機会が増えます。そのため、「本校は日本語だけで過ごす場所」と覚悟していただくことが重要です。言語の使用を時と場所によって使い分けることは、バイリンガル育成の基本であり、日本語環境が弱い子どもにとって特に重要です。英語禁止の方針は、日本語会話力の向上を目指しているためです。
メルボルン補習校では、日本の学校と同様に日本語で日本の教科書を用いた指導を行います。したがって、年齢相応の日本語会話力が求められます。日本語会話力が不足していると、日本語による授業内容を理解するのが難しくなることがあります。そのため、校内での英語禁止の方針を家庭でも十分に理解し、協力していただけるようお願い申し上げます。
また、保護者の皆様も校内では日本語を使用していただき、子どもには緊急時を除いて英語で話しかけないようご協力をお願いします。
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- 進級テストとは何ですか。
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進級テストは、進級の可否を判断するためのテストではありません。このテストの目的は、次年度の国語学習に向けて準備ができているかを確認し、弱点や課題を明確にすることです。
帰国生の場合、海外での生活が長くなると国語力が低下しがちです。そのため、進級テストを通じて現在の国語力を確認し、今後の課題を把握することができます。このテストを受けることで、自分がどの部分で重点的に学習する必要があるのかを理解し、効率的に勉強を進めることができるようになります。
永住生の場合、国語の教科書をスムーズに読めないと授業内容を理解するのが難しくなります。進級テストがあることで、生徒たちは学年相応の漢字や語彙をしっかりと読めるように努力します。そのプロセス自体にも大きな意味があります。また、進級テストを通じて、次の学年の学習に向けた準備が整っているか確認することができ、自己の弱点を明確にして、来年度に向けてしっかりと準備を整えることができます。
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- 転入の時もテストがあるのですか。
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転入時には特別なテストはありませんが、面談を実施しています。
幼稚園の場合は、面談で日本語の会話力(理解力)を確認させていただきます。もし、先生の指示が理解できない場合は、入学が難しいことがあります。
小学生以上の転入生についても面談を行い、永住生には年齢に応じた教科書の本文を理解できる国語力があるかを判断させていただきます。また、一時滞在者についても面談を行い、特に問題がない場合は随時受け入れています。
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- 国語Ⅰと国語Ⅱの選択はできますか。
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いいえ、選択はできません。国語Iと国語IIは目的別のコースで、近い将来日本へ帰国予定のある生徒は国語Iコース、永住者は国語IIコースとなります。
ただし、将来の予定が変更した場合は、コース変更が可能です。
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- 幼稚園でなぜ入園選考を行うのですか。
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お子さまの日本語の会話力がどれほど上手かに基づいて選考するわけではありません。
選考のポイントとして、まず第一に、本校の教育方針を理解し、学校と協力してお子さまの学習指導に尽力できる保護者を希望しています。教育は家庭との連携が重要であり、その点での共通理解が不可欠だからです。
第二に、適正な規模を維持し、きめ細やかな教育を提供するために、小規模校であることが望ましいと考えています。一人ひとりにしっかり目が届く環境を保つため、規模を制限しています。
最後に、現地校の教室数に限りがあるため、一学級の人数を増やすことが教育の質の低下につながることを避けるためです。そのため、少人数制を維持することを大切にしています。
これらの理由から、本校では幼稚園入園時に選考を実施しています。
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- 保護者として学校のお手伝いは何かありますか。
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保護者の方には、年に一度程度、図書当番のお手伝いをお願いしています。学校運営は理事会と教職員が担っていますので、保護者の方が学校運営に直接携わる機会は多くありません。保護者主催の学期ごとのランチイベントや災害募金活動などの保護者のお手伝いは任意です。
その代わりに、お子さんの学習支援や補習校での適応指導にしっかり関わっていただくことをお願いしています。